♧ 寝るという極上。
今日も、お疲れさま。
まっ、とりあえず、休みますか。
全部の音を消して、
なんにも考えないで、
まわりの音に耳を澄ませる。
扇風機の音。エアコンの音。
外からは車の走る音。
バイクの音。
もっともっと、聞こえないかな。
もっともっと、小さな、ささやかな音。
そうして、しばらくしたら、
自分の呼吸の音が、聞こえてくる。
さぁ、寝よう。
寝ることは、
毎日必ずやってくる、極上の時間。
その日の最後に受け取る、大きなご褒美です。
深く呼吸して、
シーツの気持ち良さを肌で確かめて、
手も足も、呼吸さえも、
ゆっくりと弛緩していく。
そろそろ、もう、夢の中。。